フリーランスになりたい独学Webデザイナーが勉強しておくべきこと<まとめ>

フリーランスになりたい独学Webデザイナーが勉強しておくべきこと<まとめ>

このTIPSでは、未経験から独学でフリーランスWebデザイナーを目指して日々勉強中という方へ、Webデザイン・制作歴14年目(2022年現在)の現役フリーランスデザイナーがお役立ち情報を発信しています。

特に独学で勉強されている方は見落としがちなのですが、フリーランスWebデザイナーとして活動するためには、デザインなどの技術だけでなく、他にも勉強しておかなければならないことがいくつかあります。

①ディレクション

クライアントとスムーズなやりとりをおこなうための「ディレクション(企画と進行)」というものがあります。ディレクションがきちんと出来るフリーランスは信頼されやすくなります。

ディレクションでやることリスト

・ヒアリングの実施
・進行スケジュール作成
・ブリーフ(企画書) 制作
・業務委託契約書の発行
・見積書などの書類作成
・連絡方法・ルール決定

クライアントの要望を汲み取るためのヒアリング、着手~納品までの具体的な進行スケジュール作成、制作軸がぶれないようにするためのブリーフ(企画書)づくり、業務委託契約書の取り交わし、見積書や請求書などの書類作成、どういうツールを使って連絡のやりとりをするかなどルールを決めておく…など、けっこうたくさんやることありますね(笑)

大変なように感じるかもしれませんが、この部分をしっかり徹底させることで、さまざまなトラブルを未然に防ぐことはもちろん、クライアントがあなたのことを安心してお任せできる相手と認識するので、案件をスムーズに遂行しやすくなります

ぜひ勉強しておくと良いでしょう○

②デザイン

フリーランスのウェブデザイナーとして仕事をするためには、当然クオリティの高いデザインスキルがなくてはなりません。

デザインの勉強というと、イラレやフォトショなど「制作ツールの使い方」に偏りがちですが本当に大切なことは、情報を届けるべき相手(ターゲット)にあわせたデザインをすること、そして、ウェブサイト内をうまく回遊させるための導線設計です。この勉強をおろそかにしてしまっては絶対にダメです。

デザイン設計でやることリスト

・ワイヤーフレーム
・導線設計
・トーン&マナー
・配色
・あしらい
・フォント

導線設計をするためには「ワイヤーフレーム」をつくれるようになることが大切です。また、ターゲットにあわせたデザインをするためには、トンマナや配色・あしらい・フォントについて幅広い知識を身につけ、たくさんの「引き出し」をつくりましょう。

引き出しが少ないと、小さな範囲でしか勝負ができません。フリーランスデザイナーとして収入を得るためには、色々なパターンのデザインができるようになるべきです。

そのためには、視野を広げてたくさん良いデザインを見ましょう。例えば、ウェブデザインだからといってウェブサイトばかりを参考にするのではなく、建築デザインから得られる情報もあるかもしれませんよ…!

③コーディング

フリーランスのウェブデザイナーとして仕事をするには、マークアップやコーディング、プログラミングの知識とスキルもあると良いです。

案件によってはデザインだけでOKという場合もありますが、マークアップやコーディングを理解していないと「結果の出せないウェブサイト」になってしまう恐れもあります。

また最近では、クライアント側もウェブリテラシーが高くなってきているため、プロのデザイナーとして必要最低限の知識とスキルは持ちあわておくべきです。

最近のリアルな現場で、フリーランスデザイナーのわたし自身が実際に使っている「Webサイト制作の知識とスキル」をひと通りまとめてみました。

あったほうが良い知識と技術

・HTML
・CSS、JS、PHP
・レスポンシブ
・Wordpress
・CMS構築

まず最低でも、HTMLとCSSは理解しておいたほうが良いでしょう。それらができるようになってから、次のステップとして他の技術を身につけておくと良いかと思います。

最近はノーコードで構築できるツールもたくさんあって、すごく便利な時代になったなーと思いますが、個人的には、こういった必要最低限の基礎的なことを理解したうえで、時短や生産性をあげるためにノーコードを利用すべきだ、と思っています。

④マーケティング

ウェブサイトというのは、一回作って完成するものではありません

チラシやパンフレットなどオフラインの媒体は、一度世に出たものを改修することはできませんが、ウェブサイトはそれが可能です。

ローンチ後にも定期的なユーザー反応などを検証し、コンテンツを改修(または追加)していくことでウェブサイトは成長し、その結果として、売上の増加や認知力の高い「効果の出るウェブサイト」となってゆきます。

フリーランスとして仕事量や収入を安定させたい場合、新規案件よりも継続的なリピート受注を得ることに注力すべきなのですが、そのためには「マーケティング・運用」の知識とスキルもつけておくと良いです。

マーケティング・運用の例

・記事の作成・リライト
・コンテンツ追加・改修
・SEO
・SEM
・Web広告
・SNS運用

マーケティング・運用でやることはこれだけではないですが、先ずは最低限こういったものを勉強しておくと良いかと思います。

例えば、記事の作成を依頼されることがあった場合はライティング技術が必要になりますし、広告出稿をしたいクライアントや、SNSと連携させて運用させたいというクライアントもいます。

ウェブデザイン+マーケティング・運用という「強み」があると仕事の幅がグッと広がりますよ!

今回は「フリーランスになりたい独学Webデザイナーが勉強しておくべきこと」についてご紹介いたしました。

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これからフリーランスWebデザイナーを目指したい!!という方は、ぜひ参考になさってくださいね○