このTIPSでは、未経験から独学でフリーランスWebデザイナーを目指して日々勉強中という方へ、Webデザイン・制作歴14年目(2022年現在)の現役フリーランスデザイナーがお役立ち情報を発信しています。
フロントエンド制作とは
フロントエンド制作とは、ウェブサイトに訪れるユーザーが目にする「視覚的な部分」を制作することを指します。具体的には
HTML
ページの「構造」を記述する言語
CSS
ページの「装飾」を記述する言語
JavaScript
ページの「動き」を記述する言語
主にこれらのプログラミング言語を扱っていきます。
HTML、CSS、JavaScriptは、デザインの部分に大きく直結してくるので、ウェブデザイナーであれば最低限の知識を習得しておくのが好ましいとされています。
ちなみに、バックエンドって何?
バックエンドというのは、サイトに訪れるユーザーが目にすることのない、ウェブサイトの裏側にあるシステムやデータベースなどを構築・開発することを指します。こちらはフロントエンドと違い、デザインとは少し離れた立ち位置なので、フリーランスWebデザイナーを目指す方がプログラミング言語を学びたいという場合は、まずフロントエンド制作で必要なプログラミング言語から学んでいくと良いでしょう。
HTMLとは
HTMLは、Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の頭文字をとったもので、ページの「構造」を定義するマークアップ言語です。
例えば「ここがタイトルで、ここが段落の文章です」とか、「これは画像で、ここが箇条書きリストですよ」とか、「ここの文字はリンクになりますよ」といったページの構造を、巡回ロボット(クローラー)や実際に閲覧するユーザーにわかりやすく伝えるため、HTMLタグを使ってマークアップしていきます。
実はこのマークアップという作業が、SEO最適化のためにも大変重要な役割を担っています。
特にタイトルタグ・見出しタグなどは、SEO対策に大きく影響してくる部分になるので、マークアップのルールをきちんと理解し正しく記述するということがとても大切です。
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CSSとは
CSSは、Cascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)の頭文字をとったもので、ページの「スタイル」を定義するためのプログラミング言語です。
CSSはHTMLと組み合わせて使用することがほとんどです。HTMLでページ内の要素や構造を定義したら、それらをどのように装飾したりレイアウトをするか、ということを指定していくのがCSSの役割です。
CSSを記述する際に最低限注意したいポイントは、できるだけ複雑化しないようにするということです。
CSSファイルの記述が増えると、そのぶんウェブサイトを読み込むスピードにも影響が出てくるので、SEOの観点から言ってもあまり好ましくありません。
シンプルで簡潔なCSSが記述できるように学習しておくと良いでしょう。
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JavaScriptとは
JavaScriptとは、ブラウザを「動かす」ためのプログラム言語です。HTMLやCSSなど、他の言語と組み合わせて使用することができます。
ウェブサイトで見かける、ポップアップ・カルーセル・スムーズスクロールなどのような「動く要素」をつくるために、JavaScriptが使用されます。
簡単なアニメーション効果であればCSSでできる事もありますが、複雑な動きを実装したり、スムーズな動きを重視する場合などに、JavaScriptでしかできないことも多くあります。
JavaScriptのプログラミング言語は、HTMLやCSSに比べると少しとっつきづらく感じるかもしれませんが、基本的な部分だけでも理解しておくと実務でとても役立ちます。
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